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ALCHEMIST NOTE  ‐アルケミストノート

「 東大模試を受ける3  ‐無名高校から東大に入る方法6 」

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東大模試を受ける3  ‐無名高校から東大に入る方法6

2008.08.13 Wednesday

前回紹介したキムタツ先生の記事にも書いてありましたが、東大模試は大手予備校がそれぞれ行っていて、駿台は東大実戦、河合は東大オープン、代ゼミは東大プレと呼ばれています。詳細はそれぞれのホームページを見てください。ウェブ上で簡単に申し込めるようです。これら3つ、または3つのうちどれか2つを受ける人が多いようですね。

東大模試はウェブやパンフレットでは高3、既卒生対象となったりしますが高1、2でも受けることが出来ます。全国のトップ進学校では多くの学生が早い段階で東大模試を受けていて、高2の段階ですでにA判定を取っている人もいます。中には高1でA判定や、高2で全国成績上位者として名前を載せている人もいるそうです。



ちょっと話はそれるんですけど、高1,2で既に東大合格レベルに達している全国トップクラスの学生でも、現在の教育制度ではその時点で東大を受けることができないんですよね。受験資格が入学時に18歳以上という規定があるみたいです。

もったいないなあと思うんですよね。さすが出る杭を打つ文化が発達している日本というかw国民総中流主義的な考え方を持っている人がまだまだ中年のおじおばさんを中心として多いんでしょうか。

このことに関連して、僕が尊敬するブロガーの一人である金融日記のkazuさんが書かれている記事があるので紹介します。(ちなみにこの金融日記からの影響で、僕のブログでもデザインや構成がよく似たテンプレートを使わせてもらってます。)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51242948.html

僕も思うんですが、できる人は15歳だろうが9歳だろうが大学生になってもいいんじゃないですかね。18歳以上という制限を置かなくてはいけない理由は、客観的な視点からはとくに見当らないと思うんですが。

ちょっと前になるんですが、韓国の建国大学の教授に18歳のアメリカ人女性アリア・サバーさんという方が採用されたというニュースがあって、知っている方も多いと思います。この方は10歳で大学に入学して14歳で卒業されたそうです。また日韓ハーフでアメリカ在住、9歳で大学に入学したギフテッドとして知られる矢野祥さんもいますね。他にも10歳前後で大学に入学したという人は調べればいます。アメリカを始め海外では早い時期から大学に入ることは可能なんですね。

でもまだ日本ではそれができません。矢野祥さんと同じくギフテッドとして知られ、アメリカの人気番組「HEROES」でもおなじみのマシ・オカさんも幼少期にその才能を伸ばすためにアメリカに渡り、LAにあるマーマン・スクールというギフテッドのための学校に入学されてますよね。なぜか日本ではこのように若い才能を伸ばそうという環境が出来にくいんですよね、未だに。

で、wikipediaで「ギフテッド」の項目を見ていたら、なぜ日本ではギフテッド教育が浸透しないかという理由で、なるほどなーと思ったところがあったので引用させてください。

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上智大学の加藤幸次は、欧米と日本との「人間観の相違点」として次のように述べている[17]。

欧米では習熟度別指導が早くから導入され,一般化しています。一般的にいわれていることですが,欧米では人間の成長・発達というものは一人ひとり違っているという前提が受け入れられているのです。それに対して,日本では“努力すれば,勤勉であれば,人間は皆同じペースで成長・発達していくものである,あるいは,いくべきである”と考えられています。

実は,欧米では「習熟度別」とはいわず,はっきりと「能力別」というのです。能力というのは生まれつき,その人に備わっているものです。その能力に応じて指導しようというのです。他方,日本語の“習熟”という言葉は,くり返し学習するようにすれば,誰でも一定のレベルに達するものである,と理解されます。
------------------------------------------
(以上 wikipedia「ギフテッド」項目より)


日本で大部分の大学の入学条件が18歳以上となっているのも、こういうところと関係があるのかな、と。日本人の意識の中にある考え、イデオロギーっていうんですかね、そういうものが教育の制度とか環境に現れているのかな。こういうものはなかなか一朝一夕では変えられないんですよね。千葉大などの一部の大学では17歳での飛び級入学の実績がありますが、それはごく一部の大学でしかなくしかも1年早いだけですし。もう少し時間がかかるのかな。

こういったところが東大一極集中とか理Ⅲ病とか、さては官僚の東大至上主義とかの温床になっている気もするんですよね。、、、っつーか大分話がそれてしまっているので(汗)この辺にしときます。
 

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by ママゴン桜 2008.08.14 Thu 05:13

ノーベル賞の受賞者が日本が少ないのも(欧米が有利だとは聞きますが)こんな所からきているのではと思います。
出来ない子がわからない授業を受けるのもつらいでしょうが、出来る子が分かりきってる内容を黙って聞かなきゃいけないのも苦痛かもしれません。
妬みや嫉みが、できる人の足を引っ張ってるようで、日本も変わらなくちゃいけないと思いますね。
ちなみに我が子は、高校2年まではフツウの子の印象だったので、時別扱いはされませんでしたが、やはり天才タイプはいるようですね。
「お金をかけずに東大へ」行った過程を振り返ったブログ「あららうちの子東大生になっちゃった!」を綴って1ヶ月半たちました。
「受験生に心のオアシスを」と考えて書いていますが、時には、chao clao様のような専門的なご意見をいただけるとスパイスとなっていいのですが。
何となくパソコンをいじってて、再びここへ行き着くのは、やはり私と興味の対象が一緒なのでしょうか。ちょっと嬉しくなります。


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