2008.08.24 Sunday
それでも、教科書が手元にあったほうが安心するとか、一応持っておきたいという方がいるかもしれませんが、教科書を購入することは全然可能なので購入しておいても良いと思います。教科書の購入方法についてはググれば直ぐ出てきます。
ただ、同じ一つの科目でも教科書は色々な出版社から出されていて、どの教科書を買ったらよいのか迷うかもしれません。僕が受験生のころは地歴なら山川出版社や東京書籍、英語ではリーディングは三省堂のクラウンなどが良いという話をちらっと聞いたりしたのですが、あれから教育課程も新しくなったり教科書も改訂が行われたりで現在どうなのかはわからないです。
ただ数学、理科に限って言えるのは、僕は以前実際にいくつかの出版社の教科書を手にとって見比べてみたのですが、はっきりいって出版社ごとの違いはほとんどありませんでした。それは現在の教育課程の教科書でも同じだと思います。この出版社の教科書が優れているという話もあまり聞きませんし。というのは、どこかで聞いた話なんですが、特に理科や数学に顕著なんですが日本の教科書は必要最低限のことしか書いていない、そのかわりコンパクトにまとめられていると。そして海外(特に欧米)の教科書はとても分厚くてめちゃめちゃ詳しく書かれているそうです。海外の理科系の教科書は内容がとても豊富で読んでいても知的好奇心を満たしてくれる魅力のあるものが多いそうです。それに比べると日本の教科書は薄っぺらいと(笑)。最近学生の理科離れが問題になっている理由の一つにもこういった教科書のつくりにも原因があるのではないか、と。
で、その理由は日本の教科書は教科書検定という制度によって、その内容の記述や分量に対してルールでガチガチに固められているから。なので教科書の執筆者が、より理解を深めるようなオリジナリティのあるものを加えようと思ってもそれが出来ない。どの出版社の教科書でも同じようなものが出来上がってしまうのは必然だ、ということらしいです。
ネットでも探せばこれ系の話はけっこう出てくるので興味があれば探してみてください。例えば灰色狼さんのブログによると、小中高の教科書の容量を増やそうという教科書改革の考案が出ているようですね。
→http://myfavoritesongs.blog37.fc2.com/blog-entry-384.html
他には「MSN相談箱 日本の教科書ってお金かかってないことないですか?」など。
→http://questionbox.jp.msn.com/qa3316333.html?StatusCheck=ON
なので現時点では理科系の教科書は出版社はあまり気にしないで購入してしまって良いと思います。ただそういった中でも強いて言うなら、僕が立ち読みして見比べてみた限りでは理科系では数研出版と啓林館あたりが良さそうだなと思いました。ただ僕の個人的な主観ですし、前述のように教科書も当時から改定されているので参考程度にしてください。
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