東大生というと生まれつき頭が良く、凡人とは違う人間だと思っている人も多いと思いますが、それは先入観に過ぎません。本当に東大生というブランドにふさわしい学生は近年では全体の約1割、その他の大勢は一般人と同じかそれにちょっと毛が生えたくらいでしょう。
なぜこんなことが言えるかというと、僕は大学受験では無名の公立高校出身で、東大を目指して受験勉強をしていました。残念ながら東大には届きませんでしたが、予備校時代に東大に入った知り合いや、大学のときのサークルや就活などで多くの東大生を見てきました。なので僕はその辺にある公立高校の学生と、東大に入った学生の両方をよく知っています。そして思ったのが、僕の高校時代に出会った、その高校ではトップクラスの成績の数人、または授業をサボって遊んでいたりして勉強を全くしていなくてもテストになるとそれなりの成績を出す、いわゆる要領のいい人、こういう一部の人たちは能力的にはその辺の東大生と比べても遜色ないということです。 でも彼らは偏差値で言えば東大よりずっと下の大学、または専門学校に行ったりや就職したりしています。
東大というと全国各地のトップクラスの頭脳だけが入ることができるところ、というイメージを昔は僕も持っていたんですが、必ずしもそうとは言い切れない、というかyesかnoかと言われたらnoであると言ったほうがより真実に近いのではないかとさえ今では思っています。(いやもちろん東大生のなかには本当に優秀な人もたくさんいます。でもそうとはいえない人もたくさんいる、ということです。)
有名な話ですが、学歴と親の年収には強い関係があるというデータがあります。
→(参考)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?queId=9600873
他にもググればこの手の話はわんさか出てきます。
つまり地頭はそこそこ良い程度でも、親から教育に対して周りよりも多くの投資を受け、その結果難関大学受験に有利な環境で学生生活を送ってきた人、そういう人たちが東大に多く合格しているといえるのではないでしょうか。
無名の公立高校から東大に行くということは十分可能です。もちろんそれなりに地頭は良いことが必要だとは思いますが、とびっきりに頭がよくなければいけないということはありません。そしてそれにプラスして必要なのは情報です。どういう勉強が東大合格のために効率的なのか、どの程度までやれば合格レベルに達するのか、など。上記の、東大受験に有利な環境にいる学生との一番大きな違いは東大に入るための情報の差ですから、ここの差を埋めることが出来れば比較的高いポテンシャルを持っている人なら、意外なほど順調に合格レベルまで達するかもしれません。
無名高校から東大を目指している方のブログや、その手の趣旨の掲示板などネットでもいろいろと情報が転がっているので、興味のある方は探してみてください。このブログでも後日参考になるサイトや書籍などを紹介していきます。
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